MLB球場紹介⑥ リグレー・フィールド
建物は決して綺麗ではないけど、その趣と芝生の綺麗さが合わさって、まさに野球をする為の場所、という感じでした。古き良きボールパークっていうのはこういう球場を言うのだろうなと思いました。
訪問したのは2013年8月で、通算2球場目の訪問。前回の記事で紹介した、ミラー・パークに行く前に訪れた球場です。シカゴからミルウォーキーは電車を使って2時間もかからなかったと思うので、全球場訪れたい人はカブス・ホワイトソックス・ブルワーズはセットで見るのがポイント。*1
Brewers vs. Cubs | 07/31/13 | MLB.com
当時はカブスは絶賛再建期。当時から既にアンソニー・リゾーは注目されていました。グッズもリゾーのものが多かった印象。藤川も在籍してたんだけど故障者リストしていたのもあって、グッズはなし。藤川のグッズある?と聞いても誰それ?みたいな反応されたのが寂しかった…
尚、今回は2017年にも時間があったので球場の周辺を再訪問したときの写真も掲載しています。
目次は以下の通り
球場周辺
Addison駅を出てすぐのところにあります。駅を出て古の球場が迎えてくれ、非常に高揚感が増します。
球場の外観。歴史を感じる電子ボード以外は、しっかりしている印象。外からだとそこまで古臭さは感じませんでした。
球場の周辺にはレジェンドたちの銅像がいくつかあります。晴天と球場の背景にむっちゃマッチしていました…
近くの球場ショップには、ちょっとした展示物もあったり。
そしてかの有名なWrigley Rooftops。
外野席の奥にある住宅(レストラン?)の屋上で食事しながら試合を見れる席です。ここはもちろんカブスの施設ではないので収益はその建物のオーナーに入るのですが、売り上げの17%をカブス側に支払う契約を2002年に締結しているそうです。実際に行ってみると、道路を一本挟んでいるので、思ったより球場から離れて立っているんだなぁ、という印象を受けました。ちなみに高いし、予約取れないしでなかなかのプレミアチケットらしいです。
球場ツアー
試合開始前には球場ツアーに参加。1球場目に訪れたヤンキースタジアムでは球場ツアーに参加できなかった*2ので、初の球場ツアー。グラウンドレベルに降りられるなんて…と、非常に興奮したのを覚えています。
球場内
歴史のある球場なだけあって、ところどころ古さは感じるものの、それがまた味を出していて球場にいると引き込まれてしまう感じがしました。
掲示板系でいうと、レフトライトに簡易的な電光掲示板と、バックスクリーンにある手動ボード。現代では考えられない手動のものですが、フェンスの蔦と並んで球場を象徴するもののひとつですね。
ちなみに、ボードに表示される情報は非常に限定的なので、多くのファンはこのように自分でスコアを記録しています。
こんな光景を見れるのもリグレーフィールドならではでしょうか。
※調べてみたところ、2015年以降はレフト、ライトに電光掲示板が設置されたとのこと。これでチャレンジの際のリプレーなども簡単に見れるようになりますね*3
あと、写真撮ってないけど、トイレが本当に古かった(掃除はしっかり行き届いていたので、汚くはなかった)。トイレが個別の便器ではないんですよ。仕切りがないアルミ製?のものに向かってみんな小便をしているのです。
試合内容
当時はまだ絶賛再建期のカブス。売り出し中のリゾーが豪快なHRを放てば、投げてはEジャクソンが8回1失点の快投でカブスが勝利しました。対戦相手のブルワーズに所属している青木もヒットを放っていました。試合中の写真はほとんどとっていなかった…*4
そしてこの試合は幾度となく雨で中断していたのを覚えています。夏なのにむっちゃ寒かった…
日本人選手も比較的在籍する期間も多く、日本人にも馴染みのあるボールパーク。シカゴは日本からも行きやすいので、是非足を運んで古き良きベースボールの雰囲気を肌で感じてほしいです。